空虚な抜け殻の人形は何を考える?
何を思う?
何を謳う?

何を思い、何を考え、何の為に生きている?

その抜け殻の人形に
何かが、つまったとき。
足りない何かを、得る事が出来た時。

その人形は、過去の足りなさを捨てる事で
今の大切さを、得る事が出来たのだろうか


人は、何にすがって生きているのだろうか
過去にすがって生きているのだろうか
人にすがって生きているのだろうか
自分にすがって生きているのだろうか

何にすがっていきているのだろうか

もしも何も無かったら、何にすがれば良いのだろうか
唯、何も無い人なんて、いないだろうけれども

もしも、何も無いとしたら、それは人では無くて
人の形をした人形だろうから

人は、自分を模倣して、人形を作り
人は、自分の模倣から、自分を学び
人は、自分の模倣から、新しいモノを見出す。

世の中には、無いも無いと等しいだろうけれども
それを見る事、聞く事、知覚する事ができれば

有ると言う事だから

知覚できなれば、無いと言う事だから

街の中を歩いても、雑踏の音は、唯の雑音だけれども
その音に耳を傾ければ、その音は、存在する。

心なんてモノは存在しないけれども、
心と言うモノを知覚する事が出来れば
それは、存在すると言う事

だから、心の音色に耳を傾ける。